コロナ禍は一段落したが…「隠れ疲労」を見逃してはいけない

公開日: 更新日:

■「飽きる」と「面倒くさい」に注意

 隠れ疲労による深刻な事態を招かないようにするために重要なのが、疲労を自覚することだ。サインは2つある。

「まずは『飽きる』ことがあれば要注意。飽きたと感じるのは仕事などで使い続けている特定の脳の神経細胞を休ませてほしいというシグナルで、無視して作業を続けていると、特定の神経回路がどんどん疲弊していきます。また、『習慣が面倒に感じる』のも疲労のサインです。普段は歩いている距離なのに、歩きたくないと感じてタクシーに乗ってしまったり、いつもは楽しんでいる友人や交際相手とのお誘いを面倒くさく感じてしまう場合、隠れ疲労が表面化している可能性が高いといえます」

 隠れ疲労のサインを自覚したら、すぐに対処したい。

「蓄積した疲労を回復させるために何より重要なのが『睡眠』です。寝る90分前にはスマホを見ないようにして、朝には起床したら光を浴び、朝食をしっかり食べる。これらを意識するだけでも、寝つきが良くなり睡眠の質が高まります。そのうえで、仕事は詰め込まず休めるときは休んで適度に“手を抜く”ことをおすすめします。また、会食も週に1回程度にしておくなど、自律神経が適応するまでは無理はしないことです」

 いきなりフル回転は禁物だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」