50代のダイエット 10キロ減に成功するも不調なのはなぜ?

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 夏を前に、新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり生活でたるんだ体を戻したい。とはいえ、マスクをしたまま走ったり、人が密集しがちなジムやプールに通うのは抵抗がある。ならば、糖質制限をしながら1日1万歩を目標に歩く。これなら実行可能だと考え、新たな日課にしている人もいるだろう。ところが、いざ始めると全身がだるくなったり、筋肉痛が出たり、頭がボーッとした状態になったり……。

 何年も前から健康診断で糖尿病を指摘されていた50代の男性が、リモート太りをきっかけにダイエットを決意した。

「夏までに成果を出すには糖質制限とウオーキングだ」

 そう考えて、大好きなゴハンや麺類をやめて、丼一杯の生野菜にサラダドレッシングをタップリかけて食べることに。それでもお腹がすくのでアーモンドやナッツを食べ続けた。いずれも聞きかじりの健康情報をもとに自分で決めたやり方だ。

 昼間はコーヒーだけでガマン。スマホの歩数計とにらめっこしながら毎日1万歩を目標に悪戦苦闘。平日達成できなければ、土日に足りない歩数をカバーした。3週間後、体重は95キロから85キロまで落ちたものの、頭がボーッとして、体が疲れやすくなった。

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