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青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

インフルエンザワクチンで心筋梗塞を予防できる? 米専門誌で報告

公開日: 更新日:

 解析の結果、研究開始から1年以内の心筋梗塞の再発と死亡率は、インフルエンザワクチン接種群で5.3%、プラセボ接種群で7.2%と、インフルエンザワクチン接種群で28%、統計学的にも有意に低下しました。

 早期に中止された臨床試験では、解析結果が過大に評価されやすく、この研究結果も割り引いて考える必要があるかもしれません。とはいえ、心筋梗塞のリスク低下を否定するものではなく、論文著者らは「インフルエンザワクチンの接種は心筋梗塞発症後の治療の一つとして考慮すべき」と結論しています。

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