コロナ禍で人気に拍車「カラコン」による目のトラブルには要注意
カラコンといえども使う以上は、3カ月に1度程度の頻度で眼科で検診を受けることが大切だ。
安全で清潔に使うため、カラコンはワンデータイプの使い捨てを使うのが望ましい。
「過酸化水素を使った保存液を使う場合は、中和液でよく洗ったうえで使用する必要があります。過酸化水素が残ったまま角膜に乗せると、角膜障害を起こす場合があります」
もちろん、友達同士での貸し借りはダメ。感染症を起こすことがある。
「先ほど申し上げたようにカラコンは一般的に、通常のコンタクトレンズに比べて酸素透過性が低いといわれており、通常レンズの10分の1の酸素透過性しかないものもあります。ですから、そのなかでも『Dk/L値』が高いものを選ぶのがいいでしょう。カラコンのパッケージに記載されているので、比較するポイントになると思います」
ちなみに酸素透過率の基準値は「80Dk/L」。それ以上であれば裸眼を100%とした時の97%ほどの酸素を通してくれるものと考えられている。
「もし、目に充血や異物感、痛み、まぶしさ、かゆみなどを感じたら迷わずカラコンを外して眼科医を受診することが大切です」