著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

ハスカップは「不老長寿の妙薬」鉄・カルシウム・ビタミンが豊富

公開日: 更新日:

 北海道の特産品でもあるハスカップは和名で「クロミノウグイスカグラ(黒実鴬神楽)」とも呼ばれます。ブルーベリーのような色(青紫色)に丸みを帯びた円すい形の果実です。

 品種によっては赤色や黄色の実をつけるものもあり、甘酸っぱくも苦味や酸味が入り交じった特徴的な風味が面白く、酸味が強いためジュースやジャムなどに多く利用されています。

 ハスカップという名前は北海道の先住民族アイヌ民族の言葉「ハシカプ(枝の上にたくさんなるもの)」が由来となっているほか、「エノミタンネ(細長い実)」に由来して「ユノミ」という愛称で呼ばれることもあるそうです。

 古くから「不老長寿の妙薬」「幻の実」として、アイヌ民族が冬季の保存食として利用したり、体を軽くし、不老不死に役立つ果実として、特に心臓の弱い人や、貧血、冷え性の人に良いと民間治療にも用いられていたといいます。

 では、いったいどのような栄養素が含まれているのでしょうか。まず、果物の中でもトップクラスの鉄やカルシウムが含まれています。特に鉄は体内に吸収しづらい栄養素なのですが、ハスカップには吸収を助けてくれるビタミンCやクエン酸が一緒に含まれるため、効率的に鉄を吸収することができます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由