著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

バイデン大統領が大麻所持で有罪になった6500人を恩赦 米国で大きな反響

公開日: 更新日:

 では、各州ではどんな措置が取られているのか? 

 例えばニューヨーク州では、2021年3月に大麻が完全に合法化されました。これに伴い過去に大麻所持で逮捕された人からは、犯罪歴が抹消されることになりました。しかし逮捕されて服役し、その後の困難な社会復帰に費やした時間を取り戻すことはできません。

 特に問題視されているのは、大麻の使用率は白人も黒人も同じなのにかかわらず、大麻所持で逮捕されるのが圧倒的に黒人だということです。ニューヨーク州で2000年から18年の間に逮捕された90万人のうち、8割が黒人とヒスパニックだったことがわかっています。この傾向はどの州も似たりよったりで、アメリカが持つ制度的人種差別の最悪の例として、ブラック・ライブス・マター運動でも大きくクローズアップされました。

 ニューヨーク州では今後、大麻販売店への許可証を発行するにあたって、過去に大麻で逮捕された人を優先する方針を決めています。

 過去の犯罪歴を抹消する措置は、条件は少しずつ違いつつも約20州で進められています。対照的に、いまだ非合法な州では、逮捕され服役する人が絶えません。どの州に住むか、どの肌の色に生まれるかで運命が全く違ってしまう。アメリカの深刻な分断がここにもはっきりと見えています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末