「肥満症」は病院で治す 画期的な治療薬が薬事承認申請中

公開日: 更新日:

「内臓脂肪肥満は将来の健康障害リスクが高いため現在健康障害を持っていなくても肥満症とします」(神戸大学大学院医学研究科糖尿病・内分泌内科の小川渉教授)

■11の健康障害とは?

 左の「囲み」で紹介しているのが、11の健康障害だ。いずれも減量によって改善するという十分なエビデンスがあるものになる。

 肥満はこれ以外にもさまざまな病気のリスクを上げる。がん、胆石症、肺塞栓症、気管支喘息、男性不妊、胃食道逆流症、精神疾患などだ。「11の健康障害」に含まれていないのは「肥満改善でリスクが下がるという証拠が十分ではないため」(小川教授)。だからといって、軽視していいわけではない。

■どの科を受診?

 肥満症専門医がいる医療機関の受診が望ましい。日本肥満学会のHPで、認定肥満症専門病院が紹介されている。

■治療は、やはり食事療法と運動

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」