水銀暴露で失明も…違法な美白・ニキビ用化粧品に気をつけろ

公開日: 更新日:

 問題とされる化粧品は通常、米国以外の外国(アジア、アフリカなど)で製造され、SNSで宣伝、販売されているという。美白やアンチエイジングに関連する美容製品というふれこみで、通常は、加齢によるシミ、そばかすを取り除く美白剤、アンチエイジング剤として米国で市販されていて、思春期の子供たちはニキビ用として使っているという。

 米国皮膚科学会誌電子版(2013年12月9日号)に米国ロマ・リンダ大学の研究者が549の美白製品(オンラインで購入は米国、日本、台湾。店頭購入は米国、中国、台湾、日本、スリランカ)の水銀量を調べたところ、FDAが制限していた含有量を大きく超えていた製品が半数近くあったと報告している。

 FDAと米国の州保健当局がかつて調査したところ、使用していた人の中に水銀中毒を起こしたり、体内の水銀レベルが上昇していた例もあったという。

「水銀中毒の兆候としては、かんしゃく、内気、震え、視覚または聴覚の変化、記憶障害、うつ病、手や足や口の周りのしびれなどがあります。これらの症状が現れたら、すぐにその化粧品の使用をやめて、病院に相談することです。また、水銀を含む可能性のある製品を捨てるときは、ビニールまたは容器に入れて、清掃局に捨て方を連絡することが必要です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3
    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  5. 5
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  1. 6
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 7
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  3. 8
    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

  4. 9
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  5. 10
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」