アメリカは世界でもまれな“公衆トイレ砂漠”…その理由は?
しかし1970年に市が破産寸前になると、管理不能になり多くが閉鎖されました。その後有料トイレの実験が行われましたが、男性用の小便器は無料なのにドア付きは有料という方式だったため、ジェンダー差別だという批判が巻き起こり、全てのトイレが撤去されてしまいました。
また公衆トイレは、ドラッグ使用やレイプなどの犯罪の巣になるリスクがあることも、駅などに設置されない理由と考えられています。
一方日本はじめアジア諸国には、公衆トイレは危険で汚い場所というイメージがないことが、アメリカとの大きな違いと指摘されています。
同記事では、渋谷区に新たに設置された奇抜なデザインの公衆トイレの写真を掲載していますが、こんなすごい物でなくてもいい。公衆衛生の向上のために、少しでもトイレを増やしてほしいというのが、ニューヨーカーの切実な願いです。