そううつ病は速やかな診断が必要…自殺リスクが一般の20~30倍

公開日: 更新日:

 それは人によって異なるが、典型的なものでは、大声やおしゃべり、エネルギッシュで疲れ知らず、寝る間も惜しんで何かに没頭、無駄な買い物が増える、服装や化粧が派手になる、異性関係にだらしなくなる、妙に自信過剰……。逆に怒りっぽくイライラが強まることもある。いずれも、ふだんの自分とはちょっと違っていた時期だ。

「新型うつという言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。非定型うつ病と医学的には呼ばれ、従来型のうつ病とは異なる症状、例えば休日や遊びでは元気だが仕事の時だけうつが悪化する、強い見捨てられ不安、過食や過眠などを特徴としますが、この8割が双極症Ⅱ型の報告もあるのです」

 双極症には速やかな診断、治療が必要だ。自殺リスクが高く、一般の人と比べると20~30倍。治療を受けていないと最終的に15~20%が自殺に至る。

「自殺未遂歴のあるうつ病の7割は双極症という報告もあります」

 治療に反応しないうつ病の3割は双極症ともいわれる。うつ病や適応障害、あるいは別の病名をつけられ、治療を受けているがなかなか良くならない場合、再度診断の検討をする価値はあるかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末