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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

米国ではオピオイド系麻薬過剰摂取死が1年に10万人も…拮抗薬市販で議論

公開日: 更新日:

 ヘロインやオキシコンドンなど、オピオイド系麻薬の過剰摂取を防ぐ薬Narcanナルカン(薬品名ナロキソン)が、通常の市販薬として処方箋なしで販売されることになり、論議を呼んでいます。(9月上旬から販売開始)

 アメリカでは毒性が非常に強い違法の合成オピオイド、フェンタニルの急激な広がりと共に、オピオイド系麻薬の過剰摂取で亡くなる人は1年に10万人を超えています。

 特に違法フェンタニルを、毒性を意識せず摂取して亡くなるケースが跡を絶ちません。またコカインや抗不安薬ザナックスの偽造薬など、別のドラッグにもフェンタニルが混入していて、知らずに過剰摂取を起こす例もよく聞かれます。

 ナルカンはスプレー式で、過剰摂取で呼吸困難などを起こした場合、鼻から吸入することで、オピオイドの成分が脳に届くのを防ぐ仕組みです。薬自体は安全な物なので、少しでも過剰摂取を疑う時は、躊躇なく使うことが奨励されています。そのためにも学校や図書館などの公共の場所や、家庭にも常に常備しておくことが勧められています。

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