ずっと夢を見ていた…歌手の井上あずみさん脳出血での緊急手術を振り返る

公開日: 更新日:

 ちゃんと意識が戻ったのは、緊急手術から3日後でした。先生の判断で3日間は意図的に意識を戻さなかったそうです。というのも、私はもともと高血圧でずっと薬を飲んでいました。でも飲むと血圧が下がって眠くなってしまうので、コンサートの日は飲まずにいたのです。それが出血の原因だったみたい。術後も血圧が安定せず、そのまま起こすと脳に負担がかかるという理由でしばらく眠ったままでした。

 私はその間、ずっと夢を見ていました。「お花畑が見えた」という話をよく聞きますけど、私の場合は沖縄の景色でした。なんで沖縄だったかわからないんですけどね(笑)。夕暮れのきれいな海と、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」に出てくるような白い竜が空を飛んでいました。

 3日寝ていたおかげで、目覚めた後も手術による痛みがほとんどなくて助かりました。

 手術は、頭蓋骨にひとつ穴を開けて行う内視鏡手術です。脳出血は出血の場所や量によっては手術をしないこともあるようですが、私の場合は血だまりが直径7センチと大きかったので手術で取り除きました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷に懸念される「エポックメーキングの反動」…イチロー、カブレラもポストシーズンで苦しんだ

  2. 2

    やす子の激走で「24時間テレビ」は“大成功”のはずが…若い視聴者からソッポで日テレ大慌て

  3. 3

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  4. 4

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5

    阿部巨人が《もっともビビる》阪神投手の復帰でCS戦々恐々…Gナインに根付く苦手意識

  1. 6

    阪神・大山悠輔を絶不調に変えた根本原因…良かれと取り組んだオフの肉体改造が裏目

  2. 7

    兵庫パワハラ知事やコバホークも? 東大→官僚→政治家は“ピカピカの経歴”にあらず旧いタイプ

  3. 8

    やす子「24時間テレビ」での好感度上昇は諸刃の剣…早くも“イジリにくい芸人”になる懸念

  4. 9

    キムタクが迫られる「主役の座」からの退場…盟友からも“二番手”降格を提言される異例の事態

  5. 10

    神田正輝「旅サラダ」“有終の美”前に拒絶態度は変わらず…沙也加さん元カレ舞台中止で復帰は絶望的