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西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

遠距離の介護帰省の費用を抑え、効率よく回るためのポイント

公開日: 更新日:

 ふたつめは、実家の最寄り空港にこだわらないこと。たとえば、東京から佐賀まで帰省するとしよう。通常なら羽田~佐賀の往復が選択肢になるが、この路線は全日空のみ1日5往復。しかし、羽田~福岡なら4社50往復以上が就航している。選択肢が多ければ使いやすさが向上し、破格値の便もある。

 もちろん福岡から佐賀への移動の費用はかかるが、場所によっては福岡から行った方が近く、アクセス手段が豊富なことが強みになる。

 ツアーを利用する場合も、いろいろな組み合わせができる。たとえば往路は羽田から佐賀にし、レンタカーを借りて実家とホテルに1泊ずつしながら用を済ませ、最後は列車やバスで福岡に移動、最終便で羽田に戻るというようにだ。往復介護割+レンタカー+ホテルよりトータルで安くなることさえある。親の介護認定がまだの方も、この方法を試してみてはいかがだろう?

 純粋に交通費を節約することに加え、動きやすいスケジュールを組むにはどこを起点に動けばいいのか考えることが重要だ。

【連載】親を要介護にさせたくない

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