著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【ヤリイカ】心血管疾患のリスクを抑え、疲労を回復する

公開日: 更新日:

 DHAやEPAも含まれていて、血中コレステロール値を低下させたり、心血管疾患のリスクを減らす効果があるとされています。朝は筋合成やDHA・EPAによる脂質代謝がアップする時間帯。朝にぜひとることをおすすめしたいです!

 さらに、高血圧や脂質異常症の予防、疲労回復にも効果があるとされるタウリンも豊富。エナジードリンクにも配合されている成分ですが、じつはイカやタコから発見された成分なのです。

 イカの血液が青色なのは、赤い血液に含まれるヘモグロビンではなくヘモシアニンという銅を含むタンパク質によって酸素を運搬しているため。ヘモシアニンは低温や低酸素環境でも酸素を効率的に運搬できるので、イカは低酸素環境でも生き延びることができます。

 しかし、水温の上昇には比較的弱く、近年の海水温の変化が生息域に影響を与えている可能性もあるそうです。貴重になりつつある旬のヤリイカ、ぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 2

    協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱

  3. 3

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  4. 4

    SixTONES新冠番組を潰しにかかるTBS日曜劇場の本気度 道枝駿佑、松本潤、目黒蓮が強力な"裏被り”連発

  5. 5

    長渕剛「理不尽と戦ってほしい」鹿児島の母校卒業生にエールも…元女優から新たな告発

  1. 6

    侍J井端監督が正捕手に据えたい大本命は…3月強化試合への招集は「打倒甲斐」のメッセージ

  2. 7

    「胎動」と「混迷」が交錯するシンドイ2年間

  3. 8

    吉幾三(5)「お前のせいで俺と新沼謙治の仕事が減った」

  4. 9

    長山藍子のおかげでわかった両眼のがんを極秘手術

  5. 10

    ニセコで横行する「海賊スキースクール」…中国系インストラクターやりたい放題で認定校とはイタチごっこ