脳のアイドリングを一時停止…「マインドフルネスウオーキング」のススメ

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 だからこそ、人はDMNのスイッチを適度に切る必要がある。その方法として身に付けたいのが「マインドフルネスウオーキング」だ。ハーバード大学医学部&ソルボンヌ大学医学部客員教授の根来秀行医師が言う。

「マインドフルネスとは、『いま、ここ』に集中して脳を休め、心を整えることで、ストレス軽減や集中力向上を目指す瞑想法のひとつです。企業の研修、病院でもうつ病がん患者のメンタルケアとして取り入れられています。意識を『いま、ここ』に向け、評価せず、雑念を取り払うことで、結果的に、過去の後悔や将来への不安にとらわれず、冷静に物事を判断できるようになるのです」

 これとウオーキングを組み合わせることで、DMNの過度な働きを抑えることができるという。

「大企業の幹部や政治家のなかには、ウオーキングやジョギングを日課にしている人がいます。彼らは、心臓や肺や筋肉を鍛えるというよりも、経験的にDMN対策になると知っているからでしょう」

 マインドフルネスウオーキングのやり方は簡単だ。

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