(50)「サーキュレーター」は今や365日使う家電に…ハイブリッド型も登場で扇風機より使い勝手は◎
ハイブリッド型は何をベースにするかによってかなり異なります。扇風機ベースは人に優しい風をつくり出しますが、当たる風の面積が大きくなかなか遠くまで風を運べません。加えて一年中出しっぱなしにするにはサイズが大き過ぎます。サーキュレーターベースは、出しっぱなしでも目障りではない大きさ。軽いので移動も簡単。ただ風のニュアンスはイマイチで、動作音も大きいという特徴があります。
■サーキュレーターベースがイチ推しなワケ
どちらも一長一短がありますが、エアコンが必需品となった時代を踏まえると、筆者はサーキュレーターベースを推します。理由はサイズとデザインです。
扇風機のほとんどが羽根の後ろにモーターがある構成で、それを人の高さまで持ち上げます。支柱は多くの場合70センチ程度。理由は座っている人に、横から風が当たるようにするため。重いものを上に取り付けるので、同サイズの重量の土台が必要にもなります。扇風機の土台が大きいのはこれが理由です。この基本構成と異なるのは、羽根がないダイソン製くらいです。土台が大きいと移動も面倒。材料も多く使うため価格もそれなり。面積が広いのでホコリも付きやすい。出しっぱなしには厳しいのです。