著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

「十割そば」に学ぶ投資術 割高なのを知っている地元の人は手を出さない?

公開日: 更新日:

「せっかくそばの産地に来たんだから、オレは十割そばね」

 東京から来た友人のMさんがこう言い出した。

「ヤメた方がいいよ。ここのそば、十割も九割も中身は同じ。値段が高いだけ」

 そう、いわゆる観光地価格である。地元の人はそれをよく知っている。だから決して十割そばに手を出さない。

 しかし、観光客やヨソ者はそれを知らない。だから平然と十割そばを注文し、割高なものを食すのだ。

「これおいしいね」

 値段が3割高いことも知らずに……。

■投信「ダブル〇〇」に要注意

 株式の世界でも、このように「買ってはいけないもの」が存在する。それは「ダブル〇〇」「レバレッジ〇〇」という投資信託だ。

 日経平均やTOPIXなどに連動し、「その倍」動くのを目標にしている。なかには「逆方向に2倍」動く商品もあり、投資家の間ではちょっとした人気になっている。でも、これがどうしてダメなのか――。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」