治療中にパニックになるペットも…防ぐには飼い主の付き添いが効果的

公開日: 更新日:

 この連載の読者さんは定期的に動物病院にかかっていると思いますが、中には去勢や避妊の手術を受けてから疎遠になる飼い主さんもいます。自宅でおかしなそぶりを見せなければ、それでよいかもしれませんが、問題は体に異変があって受診したときです。病院に慣れていないため、パニックを起こすことがあるのです。

 ペットが病院でパニックになったとき、飼い主さんがそばで処置などを見守っていると、落ち着きを取り戻し、スムーズに処置ができるようになることは少なくありません。「そんなことは当たり前」と思われるかもしれませんが、そうでもないのです。

■飼い主に処置や手術を見せない病院も

 私の推察では、企業病院や見習い獣医師が多く在籍する病院などでは、飼い主さんに処置や手術の様子を見せない傾向が強いと思います。経験の浅い若手にとって、飼い主さんの目線はプレッシャーで、新人教育の意味はあるでしょう。

 逆に経験豊富な精鋭ぞろいだと、卓越した技術が流出するのを嫌って、治療するシーンを見せないのかもしれません。いずれも、理屈は通りますが、そんな病院の中には飼い主さんに処置や治療の内容を説明しないこともあるようです。これはよくありません。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「餅」で尿意ストップ! 映画の途中にトイレで席を立ちたくないなら

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  4. 4

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 7

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  3. 8

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  4. 9

    自民にまた「政治とカネ」問題!太田房江氏に選挙買収疑惑、参院選公認めぐり大阪でグチャグチャ泥仕合

  5. 10

    イケイケ国民民主党に陰り? 埼玉・和光市議補選は玉木代表が応援も公認候補まさかの敗北