犬の口を結束バンドで縛って虐待したのは誰だ! 懸賞金7600ドルで米国の動物保護団体が犯人探し
7月3日夜7時45分ごろ、米カリフォルニア州のマリブ・キャニオン・クリークでハイキングをしていたカップルが、1匹のジャーマン・シェパードがさまよっていることに気がついた。
近づいて犬の様子をよく見た2人は、目を疑った。なんと犬の口が黒い結束バンドできつく縛られていた! また首にも別の結束バンドが巻きつけられていた。つまり、何者かが犬を水も食べ物も取れない状態にして、人里離れた山中に遺棄したのだ。
自分たちが発見しなければ、犬は間違いなく渇きと飢えで苦しみ抜いて死んでいた……そう理解した2人は、すぐに犬の結束バンドを外して水と食べ物を与え、警察に通報した。
駆けつけた警察官と動物管理局の職員によって犬は保護され、アグーラ動物保護センターが治療とケアをすることになった。
この事態に激怒したのが動物保護団体だ。まず「イン・デフェンス・オブ・アニマル(IDA)」が、「この残酷な虐待と遺棄の責任者の逮捕と有罪判決につながる情報」に対して2500ドル(約40万円)の報奨金を出すと発表。さらに別の団体「ピース4アニマルズ(P4A)」もこの報奨金に5100ドル(約82万円)を追加し、計7600ドル(約123万円)となった。