これも防災対策のひとつ? 「ソーラー充電器」は買っても秘密にしておけ

公開日: 更新日:

〈自分は311の時にお隣さんにお願いされてラジオを貸したら壊れて帰って来ました。(中略)もう貸しません〉

 中には〈困るの分かっとるから事前に準備しておいた人が、困るの分かってても事前準備も何もしなかった人に取られるとか…たまらんよ〉なんて“本音”も。

 是非はさておき、困った時はお互いさまの精神は薄れつつあるようだ。

「助け合いって、精神的にも経済的にも余裕があって初めてできるものですから」と、脚本家でライターの源祥子氏がこう続ける。

「この物価高で余裕がない世帯も増えて、災害に備えたくても一気に買い揃えるお金もないし、コツコツと備蓄するしかない。アリとキリギリスではありませんが、これだけ防災情報がネット上にあふれているのに、何の対策も講じていない人を冷ややかに見てしまうのには、生活苦もあるのかもしれませんね。とはいえ、いざという時は、東日本大震災時に海外から絶賛された日本人のモラルの高さや、助け合いの精神が発揮されると信じたいですけど」

 不動産会社「AlbaLink」が先月発表した親戚付き合いに関する調査によると、約53%が「していない」と回答。ご近所は推して知るべしで、もはや自分が誰かを助けても、助けてはもらえない……それぐらいの覚悟を持つことも防災対策のひとつか。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本の「お家芸」はなぜ大惨敗だった?競泳&バドミントンは復権どころかさらなる凋落危機

  2. 2

    大谷へロバーツ監督が苦言「得点機にスイングが大きい」がトンチンカンなワケ

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    吉永小百合(6)「デスク、大変です。吉永小百合と岡田太郎ディレクターが結婚します」会員限定記事

  5. 5

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  1. 6

    中丸雄一「まじっすか不倫」で謹慎!なぜ芸能人は“アパホテル”が好きなのか…密会で利用する4つの理由

  2. 7

    選手村は乱交の温床、衝撃の体験談…今大会コンドーム配布予定数は男性用20万個、女性用2万個!

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    和田アキ子に求められるTVからの“自主退場”…北口榛花を「トド」呼ばわり大炎上鎮火せず

  5. 10

    大谷の「世界一&三冠王」に黄信号…2位とのゲーム差みるみる縮まり、自身の打率も急降下