「橘湯」105度のサウナは無料。同行したY君に1分及ばず…くぅ~、負けた~
Y君と「これで無料とはコスパ高いよね~」と
Y君がいた角席に移動すると、熱がこもってベスポジじゃん。ビシッ、ビシッと唸るストーブ音に集中して肌を焼く熱さに身をゆだね、鼻から深呼吸すると、鼻の奥がチリチリした。12分計2分で全身から玉汗が浮かび、4分で汗だく。想像以上にパワフルな輻射熱に7分で退室した。1分及ばず、ふらっふらでした。くぅ~、負けた~。
立ちシャワーで汗を流し、チラーで14度の水風呂へ。うっすら羽衣状態になり、脳みそトロけまくりデス。そばの椅子で休んでいたY君と「これで無料とはコスパ高いよね~」と笑い合う。早くも太ももにあまみがクッキリ浮いていた。
結局、3セットとも7分。露天のリクライニングチェアでほんわりととのった。服を着てフロントに戻ると、みゆちゃんに「熱かったでしょ~」と声を掛けられ、58歳は「もうヘロヘロ」とおどけつつも、その笑顔に胸キュン状態。
缶ビール210円を購入し、休憩ルームのソファでY君とカンペー。ぷひゃ~、五臓六腑に黄金液体が染み渡る~。「町の公園のような施設でありたいです」と気さくな3代目堀田雅司さん。ハイ、心底楽しかったです。銭湯を後にして、駅近くの居酒屋でY君とベロベロになるまではしご酒を堪能した夜でした。
(イラスト・文=太田由紀)
■「橘湯」
(住)神奈川県川崎市中原区苅宿36-32
(℡)044-411-8010
(営)15~23時
(休)金(祝日・冬至は営業)