また維新系の問題知事が…奈良県が2.7億円投入、無料K-POPイベントに注がれる疑惑の目

公開日: 更新日:

 大手広告代理店関係者はこう指摘する。

「事業費2.7億円を観客数の9000人で割ると、1人当たり3万円。通常なら、アーティスト関連のコストが上乗せされるわけで、チケット1枚当たり3万~4万円にしないとペイしない計算になる。ちょっとあり得ない。普通は3日間開催にしたり、定員を増やすなどします。多めに見積もっても2億円以内に収めないといけない案件ですね」

 イベントそのものが、維新肝いりの大阪・関西万博(来年4月13日~10月13日開催)への「テコ入れではないか」との見方もある。

「イベント開催日は未定ですが、万博と重なる可能性がある。空振りしかねない万博をK-POPイベントで“側面支援”しようという腹ではないか。大阪市内から奈良公園は電車で1時間程度です」(広告業界関係者)

 維新代表の吉村大阪府知事は昨年11月、大阪市と神戸市で実施されたプロ野球優勝パレードに便乗して万博をPR。一枚かんだ兵庫の協賛金集めに疑惑の目が注がれている。まさか奈良でも──。

  ◇  ◇  ◇

 維新現職国会議員からのセクハラを、東京都総支部「東京維新の会」所属の鈴木妃呂子・大田区議が告発した。関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 2

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  3. 3

    フジテレビ問題で中居正広氏が反撃…問われ始めた第三者委員会の信頼性

  4. 4

    早期・希望退職の募集人員は前年の3倍に急増…人材不足というけれど、余剰人員の肩叩きが始まっている

  5. 5

    大阪万博はやっぱり赤字?1日あたりの入場者は初日を超えられず…開幕1カ月のしょっぱすぎる収支報告

  1. 6

    迷走続く「マレリ・ホールディングス」再建…金融界の最大の懸念は日産との共倒れ

  2. 7

    5月に入り葉物野菜が激安のワケ…1年前は1玉1000円だったキャベツが200円台前半で店頭に

  3. 8

    ウミガメ食べてしのぐしかないガザの深刻飢餓…イスラエルが物資搬入停止で兵糧攻めに

  4. 9

    大阪万博GW集客伸びず…アテ外れた吉村府知事ゲッソリ?「素晴らしい」と自賛も表情に滲む疲れ

  5. 10

    いわき信組で現金着服事案2件発覚…金融当局がニラむ「175億円公的資金」返済計画

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ