政治資金パーティーめぐり野党グダグダ…維新は内部対立、立憲は泉代表が派閥解散論も足並み揃わず
今国会の焦点になる政治資金パーティー問題。野党はこぞって「廃止」を掲げているが、ひとり日本維新の会だけがグズグズしている。大阪維新の会は禁止を主張しているが、国会議員グループが「存続」を主張しているからだ。
吉村洋文大阪府知事(維新共同代表)は「民間、納税者の感覚に合わせた制度が必要」と禁止派。ところが「存続派」の国会議員が言う。
「大阪はいいよな。府議も市議も大勢いてカネもある。しかし、われわれはこれから党勢を拡大して総選挙も戦わなければいけない。パーティー禁止で減った収入を誰が見てくれるのか」
困っているのが馬場伸幸代表だ。大阪府選出で党を束ねる立場だから、パーティー存続なら大阪から裏切り者呼ばわりされる。一方、パーティー禁止だと党が金欠になり、選挙が戦えない。
「身を切る改革」が信条の維新も「自分の身を切られる」のは嫌らしい。
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