連合東京が都知事選で小池氏支持へ…運動スローガン「連帯・共助・平和」はどこに
7月7日投開票の東京都知事選の告示日(6月20日)まで1週間と迫る中、連合東京(日本労働組合総連合会東京都連合会)が19日の執行委員会で、3選を目指す現職の小池百合子知事(71)を支援する方針を固めたと報じられた。
連合は立憲民主党の最大の支持団体で、連合東京は都内で働く125万人の勤労者で組織する労働組合だ。知事選には離党届を提出したとはいえ立憲出身の蓮舫参院議員(56)も出馬表明しているから、連合東京も蓮舫支援に動くのが自然の流れと思いきや、共産党が蓮舫氏の支持に回ったことが影響したらしい。
もっとも、連合の芳野友子会長(58)は「大」の共産党嫌いで知られていて、知事選対応についても、「連合は共産党とは考え方が全く違う。そこの考え方を再度、立憲民主党には申し上げることになる」と言い、小池氏に対しては「全体的に連合東京の政策に理解をいただき評価できる」と語っていたから、こうなるのも予想されていた。
ネット上では《蓮舫さん誤算(笑)》《蓮舫、労働者を敵に回す》《もはや小池さんに決まりだな》といった意見が見られるが、果たしてそうだろうか。というのも、すでに連合自体が「労働者の味方」「立憲や国民民主などの野党支持」とは程遠い状況にあることは周知の事実だからだ。