5日にNZ戦 本田のボランチ“降格”に頭抱えるザッケローニ
■フィジカル活かす守備的MFという“屈辱”
本田は、セリエA・ユベントス戦(日本時間3日)でベンチスタート。0―2で迎えた後半26分にお呼びがかかったが、与えられたポジションは、そのボランチだった。攻撃よりも守備面での貢献を求められる立場に追いやられた“降格人事”である。
「本田にとっては屈辱的な仕打ちでした」と、現地在住のサッカージャーナリストが続ける。
「本田には技術もスピードもないと、現地メディアに叩かれました。ボランチでの起用は、<強靭なフィジカルで相手をぶっ飛ばしボールを奪って司令塔のカカたちに預けること>と、トップ下やサイドMF“失格”を断定されたも同然なのです」
ザッケローニにとっても、「守備的MF本田」は想定外。代表チームを構想する上で、大きなマイナスなのだ。
「日本代表内での本田の役割は、ゴールにも絡むこと。トップ下を主戦場にしながら自由に動き回り、ここぞという場面で相手ゴールに迫り、そして自らシュートを放っていく。ところがボランチに慣れてしまうと、ゴールから遠ざかる分、どうしても得点感覚は鈍ってしまいますからね」(前出のジャーナリスト)
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