ザックが直接指導も…合宿の“主役”大久保はW杯で出番なし
ザッケローニ日本代表の鹿児島・指宿合宿初日(21日)の目玉は、サプライズ選出で脚光を浴びたFW大久保嘉人(31=川崎)である。
「代表に選ばれて喜ぶのはもう終わり。ここ鹿児島でスタートラインに立った。やるだけ。自信はある」とヤル気満々の大久保。いきなり主役級の扱いだった。ピッチ半面を使ったポジショニングの戦術練習でトップ下に入り、1トップの大迫勇也(24=1860ミュンヘン)、左サイドFW斎藤学(24=横浜M)、右サイドFW岡崎慎司(28=マインツ)らと連係しながら相手選手を囲い込む動きを繰り返し、ザッケローニ監督から何度も直接指導を受けた。
大久保は川崎で2列目に下がってチャンスメークをしたり、積極的にミドルシュートを放ったり、トップ下的な動きに慣れている。一部メディアは「大久保が主力組に入り、トップ下として先発起用もある。本田もウカウカしていられない」と大騒ぎだが、ザッケローニは大久保をまるで評価していない。「本大会では出番なしに終わる可能性も大」とサッカー関係者がこう言った。
■Aマッチは54試合で5得点