日本人女子がアン・ソンジュに「勝てない理由」をプロが指摘
日本の女子プロは7番アイアンをフルショットして150ヤードはきっちり打てるが、アンは状況に応じてピンの上(155ヤード)でも下(145ヤード)でもヘッドスピードを自在にコントロールして打ち分けることができるという。
「日本人プロはそういう技術を持っていません。2週連続優勝が評価されるのは、体力もそうですがショットの安定感やコースマネジメントが優れているからです。それにアンは、獲得賞金で独走しているから、精神的にも余裕がある。手堅くプレーすれば、勝負を仕掛けなくても相手が無理をしてミスしてくれる。それがプレーオフで見事にはまりました」(前出の田原氏)
プレーオフは横峯が2打目をグリーン奥に外してアプローチも失敗。菊地はティーショットを左ラフに曲げて2打目はグリーン手前バンカーの壁にピタリだから4オンがやっと。アンの“3000㏄ゴルフ”を相手に最後になって自滅した格好だ。最終日にパープレーで勝利が転がり込んだアンには目下怖いものなしだ。