常勝軍団なぜ? チーム在籍40年の重鎮が見た「中日の低迷」

公開日: 更新日:

――もし、落合GMが復帰していなければ、高木監督の次は誰を考えていたんですか?

「球団としても谷繁監督ということでまとまっていた。私は一時、ケン・モッカ(元ブルワーズ監督)を迎えたいと考えた。退団後も連絡は取っていて、彼は以前に『中日に戻りたい』と言ったこともあった。実際に声をかけたら、彼も還暦を迎え、年齢の問題があるということで実現しませんでしたがね(苦笑)」

――中日を退団して、今後は何を?

「中日では野球を勉強させてもらいました。今後も野球界の中で手助けできることがあればと思っています」(おわり)

▽いで・たかし 1944年2月13日、東京都生まれの71歳。新宿高、東大を経て66年2次ドラフト3位で中日入団。投手、野手としてプレーし76年引退。一軍コーチ、二軍監督などを歴任し、02年から編成担当。13年には球団代表を務め、14年から取締役相談役。15年2月に退任。中日在籍は40年を超えた。

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