今どきの大型ヘッドはシャフトフェースが正解
かつて、シャットフェースは、「チーピンが出やすい」「左のミスが出る」から好ましくないといわれていた。だが、今どきのドライバーにこの常識は当てはまらない。
最近のドライバーはヘッドが大きく、それに伴い重心距離が大幅に伸びている。重心距離が長いドライバーはヘッドが返りづらい。フェースをシャットに使った方が振り遅れのミスが出づらく、つかまった球で飛距離を効率良く稼げるのだ。
ゴルフクラブは大型化に伴って重心距離が長くなる。昔のドライバーは32ミリぐらいだったが、今は40ミリ以上が当たり前。ジョンソンが使っているテーラーメイドのエアロバーナーの重心距離は44ミリもあるのだ。
クラブが変わればスイング理論も変わる。クラブの特性を無視してスイング理論を論じるのはナンセンス。ジョンソンに限らないが、重心距離が長いドライバーは、シャットフェースのトップと非常に相性が良いのである。
(ゴルフライター・マーク金井)