「日本に戻るべき」 絶不調のイチローにオリ時代の“恩師”直言
「試合で打席に立って、自分のフォーム、『間』を取り戻すしかありませんが、今のマーリンズではそこまで我慢してイチローを使ってくれるとは思えません。日頃の打撃練習で修正するしかないでしょう。練習では遅い球をショートの頭上を狙って打つことを繰り返しやるべきです」
――イチロー本人は不振の原因を分かっているのでしょうか?
「当然、自分でも打撃フォームの狂いを感じているはずです。分かっていながら修正できないのは焦りがあるからでしょうね。イチローほどの打者が、ここまで悪くなっているのだから、好調時の状態に戻すにはしばらく時間がかかるかもしれません」
――40歳を過ぎてそろそろ限界が近づいているのではないですか?
「彼は根っからの野球小僧です。毎日毎日、プレーしてこそ持ち味が生きるし、ベストパフォーマンスを発揮できる。メジャーでは出場機会が限られてしまう以上、日本に戻ってプレーすべきだと思いますね。米国では日米通算の記録は認められていない。メジャーで3000安打を放つのが今季のモチベーションになっているようですが、日本での安打数を上積みすることを考えてもいいと思います。現役の最後は日本でプレーした方がいいでしょうね」