大谷170キロと桐生9秒台 「夢の記録」達成は可能なのか

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 野球で速いボールを投げるのと違い、陸上の100メートルは、より生まれつきの資質に左右される部分が多い。昨年2度も「10秒の壁」を突破した蘇にしても、中国人であるがゆえの長所を最大限に生かしたからこそ。もともと体の使い方がうまい人種の眠っている能力を、科学の力が目覚めさせたからだ。

 蘇の2度目の9秒台を世界陸上(北京)の会場で見たスポーツライターの高野祐太氏がこう言う。

「身長が173センチと小柄な蘇は、テニスの錦織で知られる米国のIMGアカデミーで、フィジカルと技術の専門的なトレーニングを受けている。スポーツ科学の最先端の国で、スタート直後の体の揺れなど、技術面が随分改善されて9秒台につながったのです」

 桐生の9秒台はやはり厳しいか……。

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