西武・菊池雄星 18年オフに“条件付き”でメジャー移籍情報
「以前から『ああでもない、こうでもない』と悩んでいたフォームが、安定してきた。これが一番大きいでしょう。直球、スライダー、チェンジアップの組み立てが形になってきて、打者にも自信を持って投げているように見える。来季から2年続けて2ケタ勝利? 十分可能だと思いますが、いまだ1年間通してフルに働いたことがないのが気になる。仮にメジャーに挑戦するのであれば、なおさら1年間戦える体力は必要です。先発が中4日で回り、移動も多いメジャーは日本以上に負担が大きいですからね」
菊池が海外FA権を取得するのは、順調にいっても20年オフ。球団が課しているとされる条件を満たせば、2年も短縮できる。今年6月、NHKの「ワールドスポーツMLB」を担当しているフリーアナウンサーの深津瑠美(30)と入籍したのは、「メジャー移籍のための準備」と見る向きもある。
■カギはチェンジアップ
さるメジャースカウトは「当然、我々もキクチには注目している」と言う。
「昨季は某ア・リーグ球団のGMがわざわざ、キクチをチェックするために来日したくらいだからね。2年後にポスティング? 去年の時点で、我々の間でも『あと3年くらいだろう』と言われていた。どの球団もキクチほどのパワーピッチャーは欲しい。起用法は当然、先発になるだろう。現在はメジャーでも150キロを投げる先発左腕はそう多くないからね。西武がキクチをポスティングにかけるとすれば、入札に応じる球団は多いはずだ」