3戦目に今季初対戦 阪神藤浪の一軍合流に巨人はビクビク
阪神の藤浪晋太郎(23)が25日、一軍に合流した。16日の広島戦で約3カ月ぶりに一軍登板したものの、五回途中3失点。7四死球と毎度の乱調で4敗目(3勝)を喫して即二軍へ逆戻りとなった。しかし、27日の巨人戦で最短復帰し、先発予定となっているのだ。
この日の試合前練習の冒頭、東京ドームのマウンドで、まるで新人のようにシャドーピッチングを繰り返す藤浪の姿があった。巨人戦も東京ドームも今季初である。
藤浪は2014、15年の死球王。今年4月にはヤクルトの畠山の頭部付近に死球を与え、乱闘が勃発している。巨人ナインが「ちゃんとストライクが入るようになったんですかね?」と疑心暗鬼なのも無理はない。
打者にとってケガをする危険性がある死球は、みんな嫌いに違いない。ただ、巨人の打者は特にその傾向が強い。それはリーグ最少の31死球という数字に表れている。坂本は昨季、死球ゼロで首位打者を獲得。長野は外国人選手のようにホームベースから離れて構えている。「巨人の選手は球を避けるのがうまい」という他球団の声もある。