集客に四苦八苦も Jリーグ初「金曜夜開催」のマネー事情

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 今季Jリーグの目玉のひとつが「フライデーナイトJリーグ」である。

「週末サッカー観戦ができない人に」「新たな金曜の夜の過ごし方」「新しいライフスタイルの提案」とJリーグ公式サイトはうたっている。

 開幕戦(2月23日)から“J初の金曜開催”となった鳥栖―神戸戦は午後8時にキックオフ。観客1万9633人が集まった。昨季の1試合平均よりも約5000人増である。

「実はJ全クラブが金曜開催に反対だった」と放送関係者がこう続ける。

「土日開催でも集客に四苦八苦しているのに金曜に仕事を終え、スタジアムに足を運ぶ人がどれだけいるのか! と怒り心頭だった。しかしJリーグも譲れない。というのも昨季から放映権を獲得した動画配信サービス会社DAZNから『土日に集中するコンテンツを分散させて欲しい』と強い要請があった。DAZNは10年2100億円の超大口スポンサー様ですからね。無理難題でも無視できない。どのクラブも金曜開催に手を挙げない現状に頭を抱えたJリーグは<金曜開催のプロモーションに関わる特別予算>として、地元クラブに1000万円を“補填”することで何とか金曜開催にこぎつけた」

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