福岡国際マラソンで設楽vs川内 実現の裏に日本陸連の思惑

ボストンマラソンを制した川内（Ｃ）ロイター＝共同

「この際、日本陸上競技連盟に“競技”を捨てて日本陸上連盟となることをお勧めします。日本水連もそうでしたから」

　陸連は２０２０年のオリンピック後に、国立競技場を球技場に明け渡すことを受け入れ大顰蹙を買った。あるＯＢは「万死に値する」と嘆いた。今度は頼まれもしない大衆マラソンに首を突っ込む……かつて日本の水陸はライバルとして覇を競った。鈴木長官の言葉を織田幹雄が聞いたら、怒髪天をついただろう。