コパと女子W杯の決勝で見えた 日本サッカーに足りないもの

公開日: 更新日:

 W杯初決勝進出のオランダは、序盤から専守防衛&カウンター狙い。しかし格上のアメリカペースで試合が進み、後半24分の2得点目で勝負あった。

 初代なでしこ専任監督の鈴木良平氏が言う。

「今大会のベスト8は欧州勢7カ国とアメリカが占めました。圧倒的なフィジカルとスピードで世界のトップに君臨してきたアメリカに対し、成長著しい欧州勢は真っ向勝負を挑み、そして敗退してきた。その傾向は今後も続くでしょう。どうやったらアメリカの牙城を崩せるか? アメリカの強みと“違うポイント”を強化して対抗するしかない。例えば、なでしこジャパンには攻撃のアイデア、意外性、独創性などがある。もちろん精度を高めるためにフィジカルを鍛え、攻守の切り替えと連動性をもっともっと高める必要があります。サッカー協会には海外での合宿、試合を増やしたり、海外クラブ移籍希望選手への金銭面も含めてのバックアップを以前にも倍して期待したい」

 そういうコトなのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  3. 3

    大阪万博会場の孤島「夢洲」で水のトラブル続出の必然…トイレ故障も虫大量発生も原因は同じ

  4. 4

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった

  5. 5

    Kōki,主演「女神降臨」大爆死で木村拓哉がついに"登場"も リベンジ作品候補は「教場」か「マスカレード」シリーズか

  1. 6

    森友文書の一部欠落で財務省が回答…公表された概要リストに「安倍昭恵」の名前

  2. 7

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  3. 8

    早実初等部を凌駕する慶応幼稚舎の人脈網…パワーカップルを惹きつけるもう一つの理由

  4. 9

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  5. 10

    迷走続く「マレリ・ホールディングス」再建…金融界の最大の懸念は日産との共倒れ