実業団の伊勢丹時代は自分の余暇の時間にラグビーの練習

公開日: 更新日:

吉田義人(元日本代表・50歳)

 明治大のスター選手が伊勢丹に入社! いろいろ物議を醸した選択だったが、当時の日本ラグビーを取り巻く環境などについて本音で話してもらった。

 ◇  ◇  ◇

 明治大学4年の時、キャプテンとして臨んだ大学生活最後の大学選手権で優勝を果たし、いただいていた数々のオファーの中から、急速に実力をつけていた伊勢丹に入社することを決めました。

 当時のラグビー界は完全なアマチュアの時代でしたが、海外にはラグビーリーグと呼ばれるプロ選手で構成された13人制ラグビーの競技団体もありました。

 日本にも海外と同じようなプロリーグがあったら、その道を選択していたかもしれませんが、当時、日本にはラグビーユニオンと呼ばれる15人制アマチュアリーグしか存在していませんでした。

 だから、伊勢丹に入社してからは、朝から他の社員と同じように働き、会社の定休日だった水曜日の日中と閉店後の平日の夜という、自分の余暇の時間にラグビーの練習をする生活でした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された