実業団の伊勢丹時代は自分の余暇の時間にラグビーの練習

公開日: 更新日:

 そもそも、社会人になる前から、日本独特の実業団スポーツの在り方には疑問を持っていました。

 普通、企業に入社したら社業に従事することで報酬を得るわけです。実際、僕も伊勢丹の社員として働くことによって給料をもらっていました。

■アマチュアを逸脱

 しかし、社会人になった1991年ごろには、アマチュアのはずのラグビーの世界でも、企業によってはラグビーをすることでサラリーをもらう選手も現れ始めました。

 福利厚生から発展してきた実業団スポーツが、広告宣伝費が投入されることで「チームが強くなって試合に勝たないと企業の宣伝にならない」と環境が大きく変化していったからです。

 こうなると「選手は就業時間を減らしてもいいから練習に精を出してくれ」ということになります。もはやアマチュアのレベルを逸脱した形態となっていったのです。

■日本でもプロ容認

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット