著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

<3>「言うべきことは言う」本田圭佑に堂々と疑問を呈した

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 実際、ブラジル惨敗後には「内田の考えが正しかった」「彼は世界を理解した上でよく戦った」という前向きな声が報道陣の間で高まった。

 8月24日の引退会見でも「世界との差は広がったと正直感じる。欧州CL決勝とJリーグは違う競技だと思うくらい」と歯に衣着せずに発言。辛口で知られるセルジオ越後氏から「最後に物凄いメッセージを残した」とメディアを通して絶賛されたほどである。

 内田とともに長期リハビリを経験し、自らもセビリア時代にCLに参戦している清武弘嗣(C大阪)も「あの人が言うことはホント正解。日本人で個で勝てるのは久保(建英=ビジャレアル)君くらい。まだまだ日本人には少ない」と自戒を込めて語っていた。強烈なメッセージを残せるからこそ<カッコいい男>となるのだろう。

 筆者は親子ほど年の離れた内田をイケメン枠で見たことはないが、すがすがしい内面を持った人間と認めている。ある時は人懐こく、ある時は「話すことはない」と冷たく振る舞うツンデレぶりも魅力だった。

 これまで表に出さなかった妻や2人の娘を引退時にあえて語ったところも彼らしい。

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