オリックスはいっそのこと「月決め監督」にしたらどうか?
もちろん、こんなことを繰り返しているオリックスには大きな問題がある。チームが低迷するたびに監督を代えているようでは、任命責任が問われて当然だし、そもそもどんなチームをつくりたいのか、つくっていくのか、確固たる長期的な方針がないと言っているに等しい。これはオリックスだけでなく、日本球界全体の問題でもあるが、結局、メジャーリーグのGMのようなチーム運営のプロフェッショナルがいないことに尽きる。
肩書としてのGMはいても、チームづくりにおける全権限を持っている人はごくわずか。親会社の意向が優先されるケースがほとんどだ。
■第1号は私がやってもいい
いっそのこと、オリックスは次の監督と月決めで契約したらどうか。毎月の勝敗のノルマを決めて、達成できなかったら解任する。日本球界には監督をやりたいOBがごまんといるから人材には困らない。1カ月単位なら、野球には素人の球団の人間でも目標は決められるし、達成度を精査することもできよう。今回の西村監督のケースのように、任期などあってないようなものなら、いっそ1カ月契約の方が雇う方も雇われる方もスッキリする。
日本初の月決め監督の第1号は、冗談半分、本気半分で私が引き受けてもいい。