フェアリー・ジャパンは史上最強布陣 ロシアの牙城を崩す

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 現行のルールでは、難度点の上限が撤廃されたため、各国とも与えられた2分30秒間に点数の高い要素を組み込んでいる。成功すれば高得点を得られる半面、1つのミスが大幅な減点につながるリスクもある。目の上のタンコブであるロシアを倒すには強気の演技が求められる。

「本番ではイチかバチかに賭けることも必要です。運に任せるのではなく、演技の精度を上げるのはミスが出ても気持ちを切り替えられるメンタルの強化、対応できる処理能力、臨機応変さを身につけることが必要になります。最後まで攻め続けて本番をやり切る力があれば、ロシアの牙城を崩す可能性は決してゼロではないと思います」(田中氏)

■美容コーチがメーク指導

 新体操では演技中の表情も重要な採点要素に組み込まれている。目鼻立ちがクッキリとした欧米人に比べて日本の選手は不利とされてきた。そのハンディを補うため、07年から美容コーチが選手のメーク指導に当たっている。

「他国にはいない美容コーチがついているのも日本の強みのひとつです」と田中氏。

 日本のフェアリーはロシアの妖精を上回る華麗な演技を披露する。

【連載】東京五輪の主役候補 知られざる素顔と実力

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