国際体操連盟が声明 “白人優遇”撤廃なら日本勢には追い風

公開日: 更新日:

 来年に延期された東京五輪を前に、各競技の国際統括団体が差別撤廃を唱え始めた。

 11日(日本時間12日)には国際体操連盟(FIG)が、米ミネソタ州での白人警官による黒人男性暴行死事件に関する声明を発表。「人種や性別、言語、宗教などによるいかなる差別も許さない」と訴えた。

 体操の他、アーティスティックスイミング(AS)やフィギュアスケートなどの採点競技では、長らく白人アスリート優位がささやかれてきた。

 新体操の個人総合や団体総合はロシアの独壇場で、2000年のシドニー五輪から5大会連続で金メダルを獲得し、表彰台の真ん中に立ち続けている。

 ASのチームにしても、1996年アトランタ大会での正式種目に採用後、00年シドニー五輪から負け知らずだ。

 過去の大会では、明らかなミスでも減点されず、不公平なジャッジがまかり通るのは珍しいことではなかった。これは、多数を占める欧米出身のレフェリーに有色人種への偏見が根強いためだといわれる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 2

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  3. 3

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 4

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  5. 5

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

  1. 6

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  2. 7

    乃木坂46では癒やし系…五百城茉央の魅力は、切れ味と温かさ共存していること

  3. 8

    初日から無傷の6連勝!伯桜鵬の実力を底上げした「宮城野部屋閉鎖」の恩恵

  4. 9

    新潟県十日町市の“限界集落”に移住したドイツ人建築デザイナーが起こした奇跡

  5. 10

    トランプ大統領“暗殺”に動き出すのか…米FBI元長官「呼びかけ」の波紋