阪神イヤ~な1敗…“無双”岩橋が1死も取れず降板、今季初KO
まさかの光景だった。
25日のロッテ戦。1点リードで迎えた八回のマウンドには左腕の岩崎優(29)が上がった。防御率1.33のセでは無双状態の絶対的セットアッパー。ベンチもファンも勝利を確信する展開にしかし、よもやが起きた。
先頭の荻野に左前打を許すと、続くマーティンに逆転2ランを右翼スタンドへ放り込まれたのだ。岩崎はこれが、今季初の被本塁打。セでは長打すら1本も許していなかった左腕が、パの本塁打王に屈した。続く中村奨にも軽々と中越え二塁打を浴び、1死も取れずに降板。岩崎がKOされてマウンドを降りるのも、登板23試合目にして今季初のことである。
今季登板数はセで2位タイ。首脳陣も登板過多の懸念を口にしていた。
岩崎、スアレスの勝利の方程式は阪神の生命線だ。怪物新人の佐藤輝も初の交流戦は4タコに終わった。イヤなムードは早めに吹き飛ばしておきたい。