著者のコラム一覧
児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブックなどの企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。Webマガジン「オトナの毎日」でイラストエッセー【毎日がエンタメ】を連載中。

韓国は東京五輪で金6個、日本を下回り“半世紀で最悪の成績”…国技テコンドーで初めて逃しショック

公開日: 更新日:

 東京五輪が閉幕した。開幕前は「このコロナ禍でなぜ五輪を強行開催するのか?」と冷ややかな雰囲気だった韓国も、いざ始まれば大盛り上がり。国民総出でテレビにかじりつき選手を応援、SNSでも五輪に関する投稿が急増した。家族で中継を見ていたという韓国人男性は「やっぱりオリンピックは面白い」と興奮気味だった。

 韓国が驚異的な強さを誇るのはアーチェリーで、特に女子団体は1988年のソウルから金メダルを獲得し、東京で9連覇を達成した。韓国メディアによると、体系的な選手育成システム以外に「現代自動車グループ」の財政的支援が大きいという。また、他のスポーツ組織と違い、実力重視で選手が公平に選ばれることも要因のひとつのようだ。

 とはいえ、東京五輪での韓国全体の成績は振るわなかった。日本の金メダル数が全体の3位だったのに対し、韓国は16位。獲得数は6個で、この半世紀で最悪の成績となった。中でも国技のテコンドーで金を取れなかったことは大きなショックに違いない。正式種目に採用された2000年のシドニー五輪以降、金を逃したのは今回が初めてだった。

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