元代表DF槙野は神戸移籍が秒読み オファー複数も決め手は「お金ではなくビジョン」
10年間プレーした浦和レッズを、契約満了により今季限りで退団するDF槙野智章(34)が21日、都内で企業イベントに参加。19日の天皇杯決勝で劇的決勝弾を放ちチームを優勝に導いた男は、スタジアム外でも大活躍だった。
イベント後に設けられた囲み取材では、日刊ゲンダイが「退団が決まり、何チームから声が掛かったか」と問うと、「退団って出たその日には間違いなく3つは来ました」とにこやかに答え、こう続けた。
「僕が大事にしたのは、そのクラブがどういう意図で僕を取りたいのか、どう一緒に取り組んでいけるのかということでした。だから、話をくれたチームには全てちゃんと自分で話を聞きに行った。代理人もいますけど、自分の勉強だと思って、監督や社長、部長と直接会って。断りの電話も全て自分で入れました」
現時点で槙野は神戸への移籍が確実視されている。この日もそこへ質問が及ぶと「まだリリース前なので……」としたが、オファーを受けたクラブの中で心が引かれたポイントや金銭面について質問すると、こんな答えが返ってきた。