ロシアとウクライナの戦争余波…W杯欧州予選プレーオフのスッタモンダいつまで続く

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 ロシアのウクライナへの軍事侵攻による大きな余波がサッカー界に押し寄せている。カタールW杯欧州予選のプレーオフがロシア排除、ウクライナの試合延期要請によりスッタモンダしているのだ。

 当初のプレーオフの組み合わせは「A組=スコットランド─ウクライナ ウェールズ─オーストリア」「B組=ロシア─ポーランド スウェーデン─チェコ」「C組=イタリア─北マケドニア ポルトガル─トルコ」。24日に計6試合が行われ、それぞれの勝者が29日にW杯出場をかけて激突する予定だった。

 しかし、ロシアを巡っては、2月28日の時点で国際サッカー連盟(FIFA)と欧州連盟(UEFA)が「プレーオフから排除する」と発表。ウクライナが現地3日、スコットランドとの準決勝を「国内リーグも中断中。スコットランド戦を延期してほしい」とFIFAに要請。近日中に了承される見込みだ。

 B組は「ポーランドが不戦勝」となっているが、それでは「W杯出場のためにスウェーデンとチェコは2試合を戦う。ポーランドは1試合だけ。不公平」ということから「欧州予選H組でロシアに次いで3位だったスロバキアか、プレーオフに進出したオーストリアとチェコに次ぐ成績を欧州ネーションズリーグで残したハンガリーのどちらかがロシアに代わってポーランドと対戦するのが妥当」という声がUEFA内で湧き起こった。結局「スロバキアもハンガリーも準備不足」(サッカー関係者)ということでポーランドの不戦勝で落ち着いたのだが……。

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