楽天・田中将大の今季に注目する根拠 直球154キロ、34歳という年齢も障害にはならない
今季終了後は34歳。メジャーは年齢にシビアとはいえ、シャーザー(37=メッツ)やバーランダー(39=アストロズ)がまだ一線級として投げているだけに、さほど大きな障害にはならない。
■「性格や人間性は折り紙付き」
ヤンキースの7年間で78勝46敗。メジャー1年目から6年連続2ケタ勝利の実績は、大きな財産だからだ。
田中がヤンキース在籍時のコーチで、わたしの元同僚によれば「タナカの性格や人間性は折り紙付き。クラブハウス内やマウンド上での振る舞いは若手の見本になる。いつもニコニコして、醸し出す雰囲気もいい。彼はチームメートに愛される選手」だという。
日本の情報提供者がこう言った。
「彼はヤンキースでの7年間が充実していたと考えている。7年契約が切れた20年オフ、ヤンキースがオファーを出せば間違いなく応じたはず。ニューヨークでの暮らしも気に入っているようだから、ヤンキースかメッツが獲得に乗り出せば、再びメジャーでプレーする可能性は高い」
米国でも日本のプロ野球の映像はネットでチェックできる。今季の田中の投球には注目しているし、球団には逐一、スカウティングリポートを送るつもりでいる。
(メジャーリーグ覆面スカウト)