日本ハム“ドラ9新人”上川畑大悟が快進撃! 大企業の安定捨ててプロに挑んだ「覚悟」
■12球団ラスト指名もプロの世界へ
岡山・倉敷商から日大に進み、4年時は大学ジャパンに招集され、ソフトバンクの甲斐野や西武の松本、楽天の辰己ら同年のドラフト1位組とプレー。この年はプロ志望届を出さず、社会人を経た2年後に照準を合わせていた。しかし、20年ドラフトは指名漏れ。「まだ諦めていない」と臨んだ昨季、すでに複数の球団が指名を終えた後、12球団ラストの77人目でプロの世界に滑り込んだ。
「決して高くない評価だけに、普通は社会人での安定した生活を手放すことに悩むでしょうが、大悟は『スタートは関係ない』と言い切った。普段はあまり感情の起伏がなく、『もっと元気出せよ』なんて言いたくなる選手でしたが、強い決意を感じました。守備はピカイチでも、小柄だし打撃が心配。でも、僕の大学(亜細亜大)の後輩に何度も3割を打った5年連続盗塁王の赤星憲広(身長170センチ)がいる。だから上川畑もきっと……」と話し、飯塚氏はエールを送る。
「頑張ってくれとテレビにかじりつきながら、いつも応援しています」