玉鷲が1横綱2大関2関脇撃破で6連勝も…37歳の「鉄人」がこれから迎える正念場

公開日: 更新日:

 誰よりも強く、そして若々しい。

 16日は横綱照ノ富士宇良に敗れ、3大関も全滅。横綱大関が全員出場した上での総崩れは、2006年9月場所6日目以来、ちょうど16年ぶりの屈辱である。

 そんな中、彼ら上位陣に連日、土をつけているのが幕内最年長の玉鷲(37)だ。16日は大関貴景勝をはたき込みで下し、今場所は1横綱2大関2関脇を撃破している。

 インタビューでは「プレッシャー? 全然。特にないです。大事なのはしっかり休むこと。早く寝て早く起きます」と語った玉鷲。上位陣との対戦で勝ち続けている上、その上位陣もパッとしない。このまま賜杯まで一直線か。

■1454回連続出場

 親方のひとりは「そう甘くはない」と、こう続ける。

「玉鷲自身、『中盤が大事』と話しているように、年をとってからは中盤で連敗する癖がある。押し相撲の力士なのに、若い頃よりパワーが増しているのは驚くべきことだが、体力はそうはいかない。特に回復力は明らかに昔に比べて落ちている。だからこその早寝早起き、なのでしょう。上位陣を退けたからといって、後は安パイばかりかといえば、そうでもない。御嶽海には過去4勝27敗と圧倒的に分が悪く、翔猿、宇良ら横の動きが素早い力士も得意ではない。むしろ、ここからが正念場ですよ」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり