エンゼルス大谷翔平 今オフの栄誉唯一の望みはコミッショナーの“温情表彰”のみ
エンゼルス・大谷翔平(28)が表彰レースでライバルに遅れを取った。
米専門誌「ベースボール・ダイジェスト」は日本時間14日、各賞を発表し、MVPに今季ア・リーグシーズン最多本塁打記録(62本)を更新したヤンキースのアーロン・ジャッジ(30)を選出。大谷の2年連続受賞はならなかった。
リアル二刀流実質1年目の昨季はア・リーグMVPを筆頭に最優秀DHやスポーツ専門誌の表彰も含めて11冠を手にした。表彰ラッシュに沸いた昨年とは対照的に今オフは無冠に終わりそうだが、唯一の望みは2年連続のコミッショナー特別表彰だ。
同賞は歴史的な偉業を成し遂げた選手や野球の発展に貢献した団体などに贈られる。昨季の大谷は投打の二刀流の活躍が評価された。今季もベーブ・ルース以来104年ぶりの「2ケタ勝利と2ケタ本塁打」を達成、史上初の投打の規定数(162イニング、502打席)到達の偉業を成し遂げただけに、有力候補に挙がっている。
大谷はMLB(大リーグ機構)のビジネスに貢献したこともあり、ロブ・マンフレッド・コミッショナー(64)の大のお気に入り。レギュラーシーズン終了後の会見で今季を総括したコミッショナーは「MLBは国際化を進めており、北米以外出身の大谷が活躍するのは重要なことだ。彼は偉大だ」と絶賛したほど。